クリストファー・ベイリーがバーバリーのCEOを辞任する。現在、フランスの高級ファッションブランド「セリーヌ」のトップを務めるマルコ・ゴベッティ氏が、2017年にCEOに就任する。
ベイリー氏はチーフ・クリエイティブ・オフィサーの職を維持する一方、ブランド社長という新たな肩書きも兼任する。WWDによると、ベイリー氏は引き続きブランドとデザインのすべての要素を監督するが、ビジネス戦略についてはゴベッティ氏と相談するという。
この任命はバーバリーの上級経営陣の大規模な刷新と再編の一環として行われ、ジュリー・ブラウン氏が前CFOのキャロル・フェアウェザー氏の後任として最高執行財務責任者の新たな役職に就くことになる。
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テレグラフ紙の報道によると、バーバリーは投資家向けの声明で、「今回の動きは、働き方の変化によって可能になる小売、製品、デジタル分野における将来の成長機会をターゲットとした進行中の事業見直しの一環だ」と述べた。
同ブランドは5月に年間利益が10％減少したと報告しており、最大の市場である中国での消費低迷の影響を感じていると考えられている。
ベイリー氏は、アンジェラ・アーレンツ氏が2014年に退任した後、最高経営責任者と最高クリエイティブ責任者の兼任職を務めている。
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